失敗しないWEBサイト引越しの注意点まとめ

こんにちは、松井です。福岡で、WEBサービスや業務システムのデザインを中心に個人で企業のパートナーとして仕事をしていますが、その一環で、WEBサイトを作成する事も多いです。

新規で作る場合はあまり問題ないですが、企業で前管理会社から契約を自分たち側に切り替えて頂くとなると、サーバーやドメインは引っ越しする必要があると思います。

その際、以前のデータをどうするかや、現状のSEO結果を傷付けず引越しして欲しいという要望はよくあります。

WEBに関わる方ならお分かりかと思うのですが、サーバー周りは、結構いろんな気を配りながら作業をするので、デザイナーであればあまりやりたくないという方も多い印象があります。

今日は、引越しの際に注意点をまとめてますので、WEBサイトを引越しする際の参考にしていただければと思います。

チェックする項目一覧

まず、一通り必要なチェックリストを作成してみました。抜けなどあればご報告ください。また、ケースに応じて必要でないものも存在しますのでご了承ください。

  • サーバー/ドメインの管理元の確認
  • 引越し先のサーバーの検討
  • データのバックアップやサイトのソースコードの保管
  • メールサーバーの確認とメールアドレスの手配
  • 新規サーバーにメールアドレスを新規登録しておく
  • サーバー切り替えは最後、ドメイン移管を先に済ませておく
  • メールのサーバー移行時のメールの受信漏れを防ぐ
  • リダイレクト処理を忘れずに行う

サーバー/ドメインの管理元の確認

まずは、サイト管理会社(契約終了予定の会社様)の状態を確認します。そもそも新旧の会社間で、直接連絡を取るというのは基本的に、お互いよい気持ちはしませんよね。

できるだけ、パートナーの方に連絡をとってもらう方が良いですが、直接連絡する場合は、当たり前に聞きたい事だけを聞くのではなく、相手の立場や、気持ちに配慮した伝え方を意識しています。

現在どのような運用体制で行っているのかの理解や、ドメイン・サーバー会社について把握しおく事はマストでしょう。

引越し先のサーバーの検討

サーバーを管理する会社が違う場合は、どのサーバーを使うのか検討が必要です。

例えば、Xserverを旧管理会社が利用している状況で、こちら側でXserverを用意し、ドメインを割り当てようとすると、Xserver上にすでに登録がある為使えません。その場合は、別の共有サーバーなどを利用する必要性があります。

ちなみに以前、ドメインはお名前.com、サーバーはXserverを前管理会社が運用されていた際、この事象が発生したため、移行先のドメインをムームードメイン、サーバーをロリポップで移行した事があります。

この場合ドメインは、お名前.com同士の方が簡単に移行できますが、依頼者がどうしてもXserverがよいという場合(あまり無い…)は、別サーバーに移行し、さらにXserverへと移行する必要があります。

ちなみにサーバー選びについてですが、Xserverやロリポップなどの共有サーバーと言われているものと、AWSのようなサーバーとありますが、負荷があまりかかりそうでないものであれば、共有サーバーで十分かと思います。

データのバックアップやサイトのソースコードの保管

サーバーを切り替えるまでに、必要な全データをリストアップして、バックアップ元や、ソースコード、イメージファイルなどを漏れなくデータを保存しておきます。

WEBサイトの場合は、ワードプレスで作成されているものも多くデータ一式をいただけない場合、ワードプレスのID/PASSを管理会社から教えもらい、自分たちでデータ情報のダウンロードをしなければなりません。

無事データ保存が完了したとしても、気を抜かずテストサイトを作成し、テスト環境に、きちんとデータが表示されるかなどをチェックすると、本番時のデータアップロードでも安心できるので、チェックは忘れずにやっておくに越した事はないです。

よくある話で、ダウンロードしたファイルを新規サイトにアップロードしたけど、イメージファイルが反映されないという事は、よくあるので注意が必要です。

メールサーバーの確認とメールアドレスの手配

管理会社を自分の方で、切り替えを行う際は必ずと言っていいほどメールサーバーの移行も発生します。なので、サーバーを切り替える際は、メールアドレスのことも気にしておいた方が良いです。

その際、メールクライアントを変えるには、どのタイミングで変える方がベストなのかという検討がいります。

メールアドレス登録のタイミングについては、ドメイン会社を切り替えたタイミングで、新規サーバー側でメールアドレスの登録を行っておくと良いかと思います。ドメインの変更前でも登録だけはできるので、早めに登録しておいてもいいかもしれません。

それと企業の従業員分のアドレスは、早めにデータを頂いておく方がなにかあった際にもでも安心なので、引越しの初期段階で準備すると良いかもしれません。

サーバー切り替えは最後、ドメイン移管を先に済ませておく

当然といえば当然の事ですが、サーバーを切り替えてしまうと、タイムロスはありますが、旧サイトは表示されなくなり、引継ぎ前のサーバーに載せていたメーラー側のメールも少しづつ届かなくなります。

サーバーを切り替えてしまったミスが発覚した場合、作業時代が複雑になってしまいます。どんな事があっても、サーバーの切り替えは最後、それまでに必要な作業をすべてやっておくと考えておくと良いと思います。

メールのサーバー移行時のメールの受信漏れを防ぐ

メールを新しいサーバーで運用する場合、メールアカウントの作成は旧メールアカウントは残したまま、新規でメールアカウントを作成されてください。

メーラーの切り替え時は、サーバが不安定な状態になるため、旧メールアカウントにメールが届く可能性があります。メールの取りこぼしを防ぐためにも新・旧アカウントの区別がつくように作成されることを推奨します。

また、メールサーバーの移行期間ですが、メールサーバーの切り替え後、72時間(2〜3日)はメールが新・旧両方から飛んでくる状態になります。

完全に切り替わったタイミングで、旧メールアカウント内のメールを新メールアカウントに移動して、旧メールアカウントを削除するとメールの受信漏れを防ぐ事ができます。

リダイレクト処理を忘れずに行う

サーバー移行まで完了し、サイトが切り替わると、以前まで本サイトに伴って表示されていたブログページや、新規サイトにはないディレクトリ名の下層ページは表示されなくなります。

そのままにせずに、サイトのトップなどにリダイレクト処理を行う事は、サイトを引き継ぐ方、また引越しを担う方の心配りでもあるかなと思いますので、パートナーさんに言われずとも、きちんと設定しておくのはマナーかなと思います。

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松井 貴史
フリーランス・副業向けチームビルダーのためのプラットフォーム、MENTION(メンション)開発|RUBYDESIGN.代表(http://rubydesign.jp)|デザイナー&エンジニア|趣味:旅行・サウナ・ポーカー・ワイン|ビジネスライフハックもたまに|提携や仕事の相談は気軽にDMください

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