地方でフリーランスになり、ご飯が食べれるようになるまでにやったこと

どうも松井です。

今年で独立して7年になります。おかげさまでコロナ時代でも売り上げを安定的に伸ばすことができています。という自分も独立当初は、お金もなく、コネもなく、仕事もない状態でのスタートでした。

そんな自分がご飯を食べれるようになるためにやったことを振り返ってみました。まずは、やったことを整理してみました。

  • 市場ニーズと自分のニーズを知る
  • 来た仕事は断らずひたすら数をこなす
  • やることにフォーカスする
  • 未来に投資する時間を作った
  • 興味のある分野に積極的に参加
  • 時代の流れを観察する
  • 継続型のサービス形態に切り替えた
  • 技術を磨く・学ぶ・諦めない

市場ニーズと自分ができること、自分のニーズを知る

まずはやりたい事と自分に求められるニーズを観察しましょう。必ずしも市場ニーズと自分に求められるニーズがイコールではありません。

例えば、当初僕はブランディングデザインという軸で独立をしました。今後は企業にブランディングが必要になると考えたからです。とはいえ、独立しても僕にくる仕事はあまりなく、たまにトータルデザインをやるぐらいで食べていける余地がありませんでした。

これは市場ニーズと自分へのニーズが違うわかりやすい代表例と言えます。それに独立前の準備不足という点も指摘できます。独立時はキラキラしていて希望に満ち溢れていましたが、自分ができることと市場のニーズ、自分のニーズを理解していなかったと思い知らされました。

まずは、自分ができること&市場ニーズ&自分へのニーズを交差するところがどこなのかを見つけることが大切です。

来た仕事は断らずひたすら数をこなす

結果的にwebの技術があったため、来た仕事は断らず必死で数をこなしました。その当時は仕事仲間が1ページ改善をするという案件をやっており、面白そうと思い自分もやることにしました。代理店が依頼元に改善を提案するためのデザインを考えるというお仕事です。

お仕事はfacebookなどのチャットツールを使って連絡がきます。初めの頃は、1日かかっていたのですが、数をこなすうちに半日で終わるようになっていきました。来た仕事は基本断らなかったため年間で300以上改善案を作成しました。

ただ、2年過ぎたあたりからどんどんとお仕事が減り始めました。この仕事が売り上げの8割以上を占めていたので大ピンチでした。

代理店に頼って仕事をしてしまったよくある悪い例です。当時の売り上げは良い時で40万、悪い時で20万ほど。しかも明日仕事があるという安心はなく目の前の仕事をとにかくやっていました。成功とはほど遠いのがわかります。

振り返ると、この時に必死で数をこなしたことは結果として確実に今の自分を支えています。

仕事の実績や実力がない場合はきた仕事は断らず、とにかく数をこなすことで精度が高まっていきます。まずは質を上げるという方向で数をこなすのは非常に効果的です。

未来に投資する時間を作った

次に大切だと思うのが未来に投資する時間の確保です。

今が忙しくてもその時期が永遠に続くとは言い切れません。何かのきっかけで仕事がバタっとなくなることはざらにあり得ます。フリーランスの方で不安に感じる人がほとんどだと思っています。

おそらくどんどん仕事が減っていった時に次の一手が打てていたら自分のようにはならなかったでしょう。

今のやるべきことやりながらも未来に投資する時間の確保の必要性を身をもって学ぶことができたといえます。

この時から、プログラミングの技術を身につけるため自分でサービスを作り始めました。全くお金は入ってこないですがすごくワクワクしたのを覚えています。

興味のある分野に積極的に参加

コミュニティにも入り、そこにいた仲間と小さなサービスも立ち上げました。どんどんのめり込み結果としてお仕事も発生していきました。

これまで受託ではない時間、お金が入ってこない時間は無駄として切り捨てしまっていたのですが、それが最大の過ちだということに気づきました。自分の技術を磨いたり、新しい可能性を作るための時間というのが何よりも大切です。

仕事に慣れてきたら、どんどんコンフォートゾーンをはみ出して行くというのはとてもお勧めしたいです。

時代の流れを観察する

常に時代は変化します。その時に応じてサービスも仕事のあり方も変える必要があると思います。やりたいことがあるけれど時代のニーズと合わなさすぎで結果的に失敗する事はあると思います。

失敗はたくさんすることが大事だとは思ったといえど、防げる失敗もあるのではないかと思います。市場ニーズと自分ニーズにも通づる話ですが、時代のニーズを間違えると一般的に仕事として成立しないことが多いです。

まずは、今の時代がどのような方向で流れているのか、どのようなことが大事になっていくのかを考える。時代のニーズと合っていないなと思えば軌道修正する。今後どうなっていくのか少し予測してみる。

その上で自分のやりたいことを照らし合わせるという事を大切にしています。

失敗の仕方にも仮説を行った上でやるのか、なにも考えずにやるのかでは天と地の差が出ます。

継続型のサービス形態に切り替えた

携わる領域をサービスに絞り、関わり方も月額継続型に切り替えました。いわゆるサブスクリプションと言われるものです。企業にデザインパートナーとして今も複数の企業に関わっています。

継続型に変えてからは月々の売り上げも安定的になりました。実は継続型の方が企業にとっても効果的です。

更新頻度が高くないホームページ制作などには適さない事もありますが、webサービスなどの場合は常に改善する必要性があるため動ける体制をとっておく事がサービスの成長スピードに大きく関わります。

課題を考え仮説を出し、その内容を元にアクションを実行しています。このサイクルを回せるのは継続型ならではと思います。

通常の場合は、稟議をかけたりとアクションまでに時間もかかってしまうため、スポットでお願いすると言うのはあまりお勧めができません。

学ぶ姿勢と諦めないしつこさ

何かを始めたいと思う時に学習せねばと思うはずです。何かを吸収して成長しようとするわけですがこの姿勢が超重要です。

最終的にはいかに学ぼうとするか、諦めずにチャレンジができるかが独立して成功する鍵になるはずです。

自分自身の周りを見渡しても成功している方の共通点は、学ぶ姿勢と諦めずにやり抜くしつこさを持っている方がほぼです。

誰よりも何度もチャレンジして学び、またチャレンジする。この繰り返しです。そう言う意味で成功している人は誰よりもこのサイクルを圧倒的に回してると考える事ができます。

であれば勉強会に行ってみるのも良いですが、まずは自分のスキルで何ができるかを考え、サービスを作ったり少し違う分野にチャレンジする方が最速で効果絶大なのは間違いありません。

学びは行動した結果でしかないです。いくらテキストで車の運転の方法を学んだとはいえ、実際に運転している人の方が得ているものも学びの情報量も段違いです。諦めず学び続ける事はそれだけでも偉大です。

さいごに

ここでの話はあくまでも僕自身の経験を元にご紹介した内容です。ここで話したことが全てとも正しいとも、こうすべきとも考えていません。

僕自身が独立してこれまでの中で、知っていれば失敗せずに済んだ事はたくさんあり、自分の経験を通して何かお伝えできるものがあればと思い纏めてみたものです。なにかの参考になれると嬉しいです。

松井 貴史
顧問・パートナー型の受託専門WEBデザイナー兼ディベロッパー。UXUI改善運用からWEBシステム開発までワンストップで提供しています。自身でもデザイナー発!個人開発者として日々の気づき、アクション、考え、ノウハウをTwitterで発信中。オンラインゲームSAKETUMA開発

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