フリーランスになって見つけた、デザイナーの価値の上げ方

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フリーランスになってみつけた、デザイナーの価値の上げ方

日本のデザイナーの給料は、海外のデザイナーに比べて低いと言われます。相場としては、300~400万前後です。主に、グラフィックやwebデザイナーを今回指しています。


デザイナーの価値は低い!?ポジショントークのゆくへ

おそらく歴史や文化の違いもあるのでしょうが、僕自身もそれは痛感していて、製作会社で働いていた時は、深夜残業も多く、ボーナスも10万ほどでした。。正社員として働いているのに、光熱費が払えず親にお金を借りる生活でした。だから、人より多く学べたところもあると思います。

今年になり、国がデザインに対して力を入れていますが、僕らが考えるべきことはもっとありそうです。


デザインはサービスや商品、ビジネスの延長線上にある

そもそも、デザイナーという職業は、サービスや商品の延長線上にある事を忘れてはいけません。デザインから始まることはまれで、デザインはデザインだけでは存在できないのです。だから、デザイナーはこうあるべきという理論の前に、デザイナー自体の存在理由を見つめ直すことも必要だと思います。


デザイナーは、セットスキルで価値が上がる

デザイナーという大枠で仕事をして約10年になりますが、僕個人としては、デザインは活かすものだという思考へ転換してきています。活かすということは、デザインスキルを使って、何かを作るということです。ブログメディアでも、自社の商品開発でもいいと思います。僕は、ジョブズのこのスピーチが好きです。



当時リード大学は、おそらく国内一の西洋書道教育を提供していました。
キャンパス中にあるポスターや戸棚のラベルは、美しい手書きで作られていました。
通常クラスをとる必要がなかったため西洋書道のクラスをとり、
その技術を学ぼうとしました。
セリフやサンセリフの書体文字に応じて字間を調整する技法。
何が素晴らしい書体を作るのかについて学びました。
それは美しく歴史があり、科学で捉えらない芸術的繊細さがあり。
私は魅了されました。
どれもが人生で役立つとは思えませんでした。
しかし、10年経ち、私たちが最初のMacを設計しているとき全てが甦ってきました。
私たちは全てをMacに取り入れました。
美しい書体を搭載した初めてのコンピューターとなりました。
私がその単発クラスに入る事がなければ
Macは複数フォントや字間調整フォントをもたなかったことでしょう

ここでは、点と点を結ぶ話ですが、過去に影響の受けたデザインを取り入れることで新しい価値を作っている事に気付かされます。


デザイナーの価値を主張するより、デザイナー自身も価値の上げ方を考えよう!

フリーランスになってみつけた、デザイナーの価値の上げ方

だからこそ、俺は私はデザイナーだ!と主張するよりも、もっとそのスキルを活かせることを始めた方がいいと思います。意外かもしれませんが、受託中心のデザイナーは、自分から商品を作るのが苦手です。それは、仕事のサイクルの始まりが受託を中心として活動しているため、資金の回収が確約されていない自社サービスは後回しになりがちだからです。もしデザイナーとして価値を上げたいのであれば、マーケティングであったり、なにか+αを取り入れるいいと思っています。


好きな世界に飛び込もう!とことんハマれば誰かが見てくれている

僕は、何度もしつこいようですが、今サービスづくりにはまっていて、まだ開発スキルのない僕は、開発室ではデザイン面で積極的にお手伝いしています。お手伝いしているとこんな嬉しい声が聞こてきました。

開発室には僕より優秀なデザイナーはいますが、積極的に参加することで、見てくれる人もいます。だから、なんでもいいと思うのですが、自分が楽しめるところにどんどん入り込むことで、 今まで持っていたものが活かされ作用されることもあります。デザイナーだからと自分を限定せずに、どんどん好きなことに挑戦していく方がとっても効率的です。ぜひ、もやもやしている人は、なにかに飛び込んで見てください!

PROFILE

松井貴史

松井貴史

1984年熊本生まれ。RUBYDESIGN.代表
プロダクトに関わるUI設計が得意です。デザインだけではなく、現在エンジニアリング部分などにも領域を広げています。物と物をsnsで繋ぐマッチングサービスmonocrewを運営。